ARIM事業について
研究代表者 挨拶
山形大学 教授 伊藤 浩志
令和3年4月、「マテリアル先端リサーチインフラ」事業(通称:ARIM, Japan (エイリム)を開始しました。
山形大学は「マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル」グループの一員として参画しています。
日本全国の大学、公共設備機関等の最先端の装置、設備を共用していただき、それにより創出されるマテリアルデータを利活用しやすい構造化された形で集積させ、活用していく新しい試みです。
装置の共用に加え、山形大学ならではの高分子成形加工の知見を皆様に活用いただき、研究開発に貢献できるよう教職員一同尽力する所存です。
皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
目的
「ナノテクノロジープラットフォームで培った、全国的な最先端共用設備体制と高度な技術支援提供体制に加え、リモート化・自動化・ハイスループット化された先端設備を導入し、設備共用を継続すると共に、共用に伴って創出されるマテリアルデータを、利活用しやすい構造化された形で、収集・蓄積を行っていきます。
マテリアル先端リサーチインフラで創出される構造化されたデータは、物質・材料研究機構(NIMS)が構築する「データ中核拠点」を通じて提供していきます。さらに、「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」とも連携し、「マテリアルDXプラットフォーム」を構築することで、マテリアル革新力の強化に貢献していきます」
(ARIM Japan, HPより引用)
重要技術領域について
マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル
Arim事業では重要技術領域として7つのグループがあり、山形大学は、「マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル, ハブ機関:京都大学」グループに属します。「SDGsに示された様々な社会課題の解決のため、各種材料を接合・積層・複合化して飛躍的な特性を発現するマルチマテリアル化技術の重要性が高まっています。本領域では、マテリアル・イノベーションの鍵となる高強度・生分解性•生体親和性・自己修復性などの固有な特性を示す次世代高分子マテリアルやマルチマテリアルを対象に、ハブ・スポーク機関が有する加工・分析・構造解析設備の機器利用・技術代行等の共用を通じてマテリアルデータを創出し、その利活用による回路集積化学分析デバイスや生体機能チッブの実現など、データ駆動型研究開発に貢献します。」
(ARIM, Japan HPより引用)
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